ワガママ言い放題な介護ロボットがいたらいいな、と思います。

週3日溜池山王までいって介護をしていますが、良い介護をする、されるの関係は、お互いの気配りによるところがかなりある気がします。

例えば、被介護者がいつもは味噌汁が好きだけど、今日は味噌汁を食べたい気分ではなかった、でも作ってくれたから美味しいといただいた、とか、

まだ行きたくないけど、おもらしすると悪いから、決まった時間に手伝ってもらってトイレに行ったなどです。

逆もしかりで、介護者が身体が疲れていたけれど、散歩が好きな相手のために遠回りに付き合った、とか手が離せないけれど、

トイレ介助に呼ばれたので嫌な顔はせずに飛んでいったなど、

おだやかな被介護者と優しい介護者にはお互いを思いやるがゆえの努力が隠れていることも多いです。

そんな時に、自分の時間の使い方を自分のペースや気分で好きに「ワガママ」にいえる介護ロボットがいたらいいなと思います。

「このおかず、食べたい気分じゃないから違うの作ってほしい」「好きなタイミングでトイレに行きたい」「たまには夜更かしや朝寝坊もしたい」

自立した生活なら当たり前のちょっとした生活の自由さをロボットになら気兼ねすることなく頼むことができます。

「ロボットちゃ〜〜ん、デイサービスのお迎えくるけどあと15分寝かせてよ〜、朝ごはんはかんたんに食べられるもの作っといて〜」なんて言ったら

「もう〜おばあちゃん仕方ないなぁ、明日はたのみますよ」とでも言ってリクエストに応えてくれるロボットがいたら、

介護される方も気楽にしてもらえるようになっていいな、と思います。

港区在住40代主婦